2017年7月号

県民テレビのこぼれ話

県民テレビ(6月14日放送)でご紹介した広島県自主防災アドバイザーの井上さん。日常生活の中で行う自主防災の重要性について、地域住民の方への周知や学校への出前講座等、積極的な意識啓発を行っています。その他、健康面での“備え”についても周知しています。県民テレビの中でお伝えしきれなかった井上さんの熱意溢れる活動内容について、ご紹介します。

広島県自主防災アドバイザー 井上 重人さん

広島県自主防災アドバイザー

井上 重人さん

小学生向け出前防災教室の様子

Q. 地域住民の方等に積極的に自主防災を啓発するようになったきっかけは?

井上さん きっかけは、2005年に大道田自治会長になったことです。 皆さんにお伝えしていく重要なことの1つが防災だと考えました。 広島県や呉市が実施する研修を受けて、防災に関する見識を深めていくのと同時に、平成23年3月11日に起こった東日本大震災後の現地視察で、現場での課題やそれに対応していく様子等も目の当たりにして、自分自身でも色々と勉強してきました。 そんな中でやはり日常生活の中であらかじめ備えをしておくことの重要性を強く感じました。

スプレー式の消火器

Q. 「日常生活の中で行う自主防災や備え」には、どのようなものがありますか?

井上さん 家具の倒壊防止等は当然ですが、例えば缶詰等を少し多めに買っておく、お風呂のお水を次に入る時まで貯めておく、スプレー式の消火器(※1)を自宅の数か所に置いておく、電池でつくライトを壁に貼っておく等です。 ポイントは、誰でも簡単に続けられて、日常生活を送る中で自然と備えができることです。 大災害が起こった直後は交通も遮断されて、救援物資や避難所の整備に時間がかかる場合もあります。 まずは自宅が避難所だと思って、2~3日自宅だけで生活できるようにしておくと良いですね。 自分の身を守れないと、周囲へ手を貸す余裕もないですからね。
※1 エアゾール式簡易消火具のこと。スプレーを使う感覚で、火事の初期段階で使用可能。

出前防災教室の様子

Q. 健康面での備えについても周知されているとか。

井上さん 自治会長として、地域住民の命を守るには、健康面も重要な要素です。 私は積極的に特定健診等を受けてもらって、自分の体や病気について早めに知ってもらうように呼びかけています。 特定健診を受けた人と受けていない人とでは、医療費にも差が出てきます。(※2) 日常生活の中で事前に備えをしておくという意味では、防災も健康も同じような考え方だと思っています。
※2 参考:第14回特定健診・保健指導の医療費適正化効果等の検証のためのワーキンググループ 最終取りまとめ - 厚生労働省HP

広島県自主防災アドバイザー 井上 重人さん

Q. 防災について、県民の皆さんにメッセージを!

井上さん 繰り返しになりますが、「自分の身は自分で守る」と考えて、事前の備えをできることからしておくことが大切だと思っています。 家族や近所の人を助けるにも、自分の命があってこそです。 あとは、子供達にもぜひ防災の重要性を知ってもらって、防災意識を次の世代にも繋いでいきたいです。 今後は地元の小・中・高等学校の防災教育に力を入れることにより若い世代にも防災を身近に感じてほしいと思っています。 災害はいつおこるか分からない。だからこそ、今できることから減災の備えを続けていきましょう!

撮影にご協力いただきました!

広島県自主防災アドバイザー 井上 重人さん

広島県自主防災アドバイザー 井上 重人さん

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