2017年2月号

県民テレビのこぼれ話

県民テレビ(1月25日放送)の撮影でおじゃました広島がん高精度放射線治療センターHIPRAC(ハイプラック)さん。県内の4基幹病院などが連携する「ネットワーク型がんセンター」として、患者さんにとって身体的にも精神的にも負担の少ない高精度の放射線治療を行っています。そこで、同センターの永田靖センター長にお話を伺いました。

広島がん高精度放射線治療センター HIPRAC(ハイプラック) 永田靖センター長

広島がん高精度放射線治療センター HIPRAC(ハイプラック)

センター長

永田 靖さん

放射線治療計画

Q. 放射線治療のメリットとは?

永田さん がんの治療法には、主に外科療法・化学療法・放射線治療があります。 放射線治療は体にメスを入れることなく治療できるので、高齢や他の病気のため手術や化学療法が行えない患者さんにも有効な治療です。 また、がん細胞のみに集中して放射線を照射し、周囲の正常細胞には影響を与えないピンポイント照射が可能なため、より副作用のない効果的な治療を行うことができます。 さらに、治療時間は10~15分程度なので、生活スタイルを変えずに通院しながら治療できるのもメリットのひとつです。

最先端の放射線治療装置 Vero(ヴェロ)4DRT

Q. ハイプラックにはどのような機器があるのですか?

永田さん 体に優しい放射線治療をめざして、最先端の放射線治療装置を3台導入しました。 そのうち1台の「Vero(ヴェロ)4DRT」は、呼吸によって移動する腫瘍にピンポイントで放射線治療ができる『動体追尾技術』を搭載した県内初の装置です。

カンファレンスの様子

Q. ハイプラックを利用される患者さんが増えているそうですね。

永田さん 開業から1年4ヵ月が経ち、平成29年1月末現在までに598名の方の治療をさせていただきました。 がんの治療中は様々な不安と戦うことになりますが、実際に治療を受けた患者さんからは「スタッフの皆さんがとても優しく、安心して治療を受けることができた」と言っていただくことも多く、安全かつ安心な治療を常に心掛けている結果だと嬉しく思っています。

専任の医学物理士

Q. 昨年11月に世界的に権威のある『認定』を受けたと伺ったのですが。

永田さん ハイプラックでは、医師や看護師の他、医学物理士や診療放射線技師など専門性の高いスタッフが“チーム”となって患者さんの治療にあたっています。 特に、医学物理士が4名も専任で配置された施設は全国的に見ても非常に珍しく、設備的にも人材的にも充実した体制が整っている点が高く評価され、世界的医療メーカーのドイツ・ブレインラボ社が設立した認定機関による『ノバリス認定』を受けました。 これは、日本初、さらには東アジア初の取得であり、当センターが世界水準を満たした数少ない放射線治療施設であることが認められたものであり、大変名誉なことだと思います。

がん相談外来の様子

Q. さらに、昨年12月には「がん相談外来」を開設されたと伺いました。

永田さん 患者さんから、放射線治療に関する電話相談が多く寄せられるようになったことを受けて、医師が対面で患者さんの相談に応じる相談外来を始めました。 「治療方法の選択に迷っている」「現在の治療方法に不安を感じている」といった患者さんの悩みや不安を解消し、最適な治療の選択をサポートします。 診療を受けている医療機関からの紹介状が必要ですので、主治医の先生とご相談の上、お越しください。

撮影にご協力いただきました!

広島がん高精度放射線治療センター HIPRAC(ハイプラック)

広島がん高精度放射線治療センター HIPRAC(ハイプラック)

〒732-0057 広島市東区二葉の里3丁目2番2号
082-263-1330

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