2016年12月号

県民テレビのこぼれ話

県民テレビ(11月16日放送)でご紹介した府中市上下町の「天領ツーリズム」。古き良きものを活かした町づくりと景観の保存に力を入れ、観光の町として新たな脚光を浴びています。そこで、上下歴史文化資料館の柿原延孝館長にお話を伺いました。

上下歴史文化資料館 柿原 延孝さん

上下歴史文化資料館

館長

柿原 延孝さん

Q. 天領ツーリズムとは?

柿原さん 上下町はかつて、山陰と山陽を結ぶ石州街道の要として、また、人が行き交う宿場町として、両替商など金融業で栄えた幕府直轄の天領でした。 現在でも民家・豪商・財閥の屋敷や蔵などが残されており、なまこ壁・うだつ・格子窓・虫籠窓などの日本ならではの建築様式を見ることができます。 このような歴史と町並みを上下町の“資源”と捉え、「天領ツーリズム」と名付けて魅力ある観光地づくりに取り組んでいます。

Q. 海外からのお客様が増えているとか?

柿原さん イギリスの旅行会社が主催する訪日ツアーに「天領ツーリズム」が組み込まれており、外国人観光客のおもてなしにも力を入れています。 白壁が残る町並みの散策、大正時代に建てられた劇場・翁座の見学、剣道教室などを企画し、大変ご好評をいただいております。 参加されたお客様からは「ツアーガイドや住民とのふれあいが嬉しかった」という声も多く、上下町の良さが伝わったと手応えを感じています。 また、海外からのお客様が増えたことで、改めて上下町の情緒豊かな町並みが注目を集めており、国内からのお客様も増えています。

Q. 今後の取組について

柿原さん 中山間地域にとって、高齢化や過疎化は避けられない現象です。 地域を活性化するためには、その土地の魅力をどのように活かし、どのように発信していくかが、今後ますます重要になるでしょう。 上下町の“顔”は、やはり商店街。 「観光」を切り口に交流人口を増やし、町をさらに盛り上げたいと思っています。 これからも地域の皆さんにご協力いただきながら、いつまでもこの町の景観と活気が受け継がれていくことを願い、活動を続けていきたいと思います。

撮影にご協力いただきました!

上下歴史文化資料館

上下歴史文化資料館

〒729-3431 府中市上下町上下1006
0847-62-3999
営業時間:10:00-18:00、毎週月曜休館日
入館料:無料

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