月刊こちら広報課 2016年9月号

県民テレビのこぼれ話

県民テレビ(8月17日放送)の撮影でおじゃましたユニタール広島事務所さん。世界の平和と発展に貢献したいという住民や行政の思いを受け、広島という象徴的な都市に設立された中四国地方唯一の国連機関です。そこで、ユニタールの島津 準子さんにお話を伺いました。

ユニタール広島事務所 島津 準子さん

国連訓練調査研究所(ユニタール) 広島事務所

トレーニング・アソシエイト

島津 準子さん

広島平和記念公園

Q. ユニタールとは、どのような機関ですか?また、広島事務所の活動とは?

島津さん 発展途上国の人材育成を専門とする国連機関として1965年、国連総会にて設立されました。それ以降、世界各地で外交・経済発展・環境・平和・復興といった多分野において人材育成の研修を行っています。本部をスイスのジュネーブに置き、ニューヨークと広島に支部があります。広島事務所では、アフガニスタンや南スーダン、イラクなどの紛争経験国の国づくりを担う政府関係者などを対象に、広島だからこそできる研修を多岐に渡り実施し、県民や市民の方に向けて、国内外の専門家を招いた公開セッションなども行っています。

広島を訪れた研修生

Q. 広島を訪れた研修生の皆さんの反応は?

島津さん 広島は、人類初の原子爆弾を投下された街として、そして、その中から復興を成し遂げてきた街として、世界でも高く認識されています。広島を訪れた研修生たちは、被爆の実相と当時の惨状を学ぶとともに、ここまで復興・発展を遂げた現在の広島の姿に大きな感銘を受けます。特に、紛争経験国のアフガニスタンや南スーダンの方々は、美しい広島の姿に自国の未来を重ね合せ、「自分たちも必ず復興を成し遂げられる」と大きな希望を抱きます。生まれたときから紛争の中で生き、『平和』とはどういうことなのか実感できない研修生たちにとって、広島はまさに『平和』を象徴する都市として映るようです。

Q. 今後、広島およびユニタールが果たすべき役割とは?

島津さん 過去と現在の広島を実際に自分の目で目撃するということは、研修生たちに大きな衝撃を与え、国づくりに貢献していきたいという動機づけをもたらします。広島はこれからも戦争や核兵器の非人道性と悲惨さを世界に向けて発信し、実際に広島を訪れる人々に平和の大切さを伝える役割を担っていって欲しいと思います。また、ユニタールは広島に活動拠点をもつ国連機関として、これからも様々な面から平和な国づくりを担う人材の育成に尽力していきます。

撮影にご協力いただきました!

ユニタール広島事務所

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