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○ダムの諸元
項  目 現況(かさ上後) 農林省施工(かさ上前)
河川名 一級河川芦田川 同      左
位 置 広島県世羅郡世羅町伊尾 同      左
形 式 重力式コンクリートダム 同      左
ダムの高さ 53.00m 48.00m
ダムの長さ 154.20m 146.00m
ダムの体積 139,460.00m3 108,368.00m3
堤頂の標高 E.L322m E.L317m
満水位標高 E.L320m(W.P33m) E.L315m(W.P28m)
設計洪水量 670m3/S 435m3/S
総貯水容量 12,697,000m3 9,348,000m3
有効貯水容量 12,306,000m3 8,957,000m3
湛水(たんすい)面量 769,900u 587,700u
流域面積 108Ku 108ku
土地買収 98ha 73ha
家屋移転 28戸 30世帯 22戸 25世帯
工事区間 かさ上げ工事(福山市) 農林省施工工事
工事期間 昭和43年11月から昭和48年3月まで 昭和24年12月から昭和35年3月まで
工事費 14億9千5百万円 11億9千2百万円
○用水別容量配分表
用  途 用水容量(m3) 割合(%)
※用水容量÷有効貯水容量×100
農業用水 3,540,000 28.8
上水道用水 5,341,000 43.4
工水道用水 3,350,000 27.2
保障用水 75,000  0.6
用水別容量配分図
○貯水池容量配分表
貯水池容量 容量(m3) 割合(%)
※貯水容量÷総貯水容量×100
農業用水 3,540,000 27.9
上水道用水 5,341,000 42.1
工水道用水 3,350,000 26.4
保障用水 75,000  0.6
堆砂容量 391,000  3.1
貯水池容量配分図
○取水施設標準断面図
次の図(右の図)をクリックずると取水施設標準断面図が表示されます 取水施設標準断面図
○ダムの概要
1 流域の概要
 芦田川は、広島県の東部に位置し流域面積860kuの一級河川です。その源は三原市大和町蔵宗に発し,世羅台地を蛇行しつつ東進し,世羅町に至り北方に流れを転じ,三川ダムに至ります。堰堤を過ぎると八田原ダムを経由して河佐峡へと入り,ほどなく阿字川と合流して山間を蛇行しながら急勾配で流下します。ここで流域最大の支川御調川を合流し大きく蛇行して,備後平野を東南東に流れ,神谷川,服部川,高屋川等の支川を合流しながら福山市に至ります。中津原地点で大きく南方に転流し瀬戸川と合流して河口堰より瀬戸内海に注いでいます。この間の流路延長は86kmとなっています。 この流域は備後地域における社会,経済の中心となっています。地質は総体的に花崗岩で覆われており,下流域の平野は花崗岩山地からの流失を受けた沖積平野となっています。
2 計画概要干ばつ状況写真
 芦田川下流域の水田は県内主要穀倉地帯の一つで、河川及び服部大池、大谷池等のため池をかんがい用水の水源としていました。少雨地帯であることに芦田川の流況の不安定さが加わってたびたび干ばつに悩まされました。特に大正13年,昭和年,同14年,同23年には表流水が全く枯渇してしまいました。対策として農民自身の賦役で水路を掘って伏流水を導流し用水にあてましたが相当な被害を受けました。このような状況と切実な農民の要望にこたえるとともに,戦後の食料増産という時代の要請にもとづいて昭和24年に国営かんがい排水事業として農林省の手により世羅郡世羅町伊尾に農業用ダムの建設に着手しました。昭三川ダム建設前の久恵地区写真写真3410日に仮貯水を始め昭和3531日に完成しました。同年日から広島県に管理依託され芦田川から取水する3083.7haのかんがい用水の補給にあてました。三川ダムの用水をより有効に利用するため昭和2310月から昭和35月まで県営小規模かんがい排水事業、昭和32年から昭和46月まで国営付帯かんがい排水事業を施工しました。
3 改築追加工事(かさ上工事)かさ上げ後の三川ダム写真
 芦田川の最下流に位置する福山市は備後がすりで知られる繊維産業のほか,ゴム,食品工業及び一部の化学工業を有する小都市でしたが,昭和3610月,日本鋼管株式会社の製鉄部門誘致によって重工業を含む工業都市に変貌しました。日本鋼管株式会社福山製鉄所は,当初計画では高炉基,粗鋼生産600万トン/年の規模を達成するものとしていました。必要な工業用水は,関連企業の10万トンを含めて日量30万トンに達します。これに対処するため福山市は、臨海工業用水事業を創設し,工業用水の一部(貯水量335万トン)を三川ダムを5mかさ上げして確保し6月15日から30日までの間補給することで農林省の承認を得ました。かさ上げ工事については行政区域外等の理由により広島県に依託しました。昭和4311月から広島県上下土木事務所で準備し昭和44日に広島県三川ダム建設事務所を開設し着工、昭和4831日に完成しました。
4 水利権の他目的転用
 昭和44年度より昭和46年度に受益地の実態調査を行い,717.3ha減少したことが確認されました。この余剰水を上水道用水に転用することになりました。昭和5112月に農林省,福山市,府中市,新市町,神辺町,で協定し現在に至っています。平成10月に三川ダム下流に有効貯水量5,700万トンの八田原ダムが竣工しました。三川ダムと八田原ダムでは平成年に利水運用に関する覚書を締結し運用しています。
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