● 白書の読み方
 
 この白書は,本県における環境の状況や施策の実施状況等を,3部構成によりまとめたものです。
第1部では,本県の環境問題の動向や環境政策の方向性について記述しています。また,新たなトピックスとして,「広島県環境基本計画の改定」,「広島県廃棄物処理計画の策定」及び「産業廃棄物に対する税の導入」について,その概要等を紹介しています。ここでは,広島県の環境政策の全体像を大まかにみることができます。
 第2部では,平成15年3月に改定した環境基本計画の施策体系に沿って,環境の現状と課題,それに対する取組等を記述しています。
 また,「地域行動から持続可能な社会を目指して」をテーマに,地域での環境保全活動の取組について,コラムとして紹介しています。国の平成15年版環境白書(環境省編)では,「地域環境力」(住民や自治体,企業などが地域全体でよりよい環境をつくっていこうとする意識や行動力)について提唱し,地域環境力を高めて,地域での環境保全活動を推進することが持続可能な社会に向け重要であるとしています。
 第3部では,環境に関する各調査・測定結果や規制基準等をまとめています。環境基本法で定められている「大気汚染」,「水質汚濁」,「土壌汚染」及び「騒音」の環境基準等に照らした広島県の環境の状況を数値等で見ることができます。
 
参考:  第2部において,各テーマごとに記載している情報とその読み方について,第4章第1節1の「環境関連情報の総合的な提供,環境保全思想の普及啓発」を例に説明します。
 



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