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広島県中山間地域振興計画について

印刷用ページを表示する掲載日2021年3月2日

 平成25年10月に制定した広島県中山間地域振興条例に基づき,広島県中山間地域振興計画(計画期間:平成27年度~平成32年度)を策定しました。(計画の詳細はこちら

※ 令和3年1月に策定した「第2期 広島県中山間地域振興計画」(計画期間:令和3年度~令和7年度)については,こちら(別ページ)をご覧ください。

策定の趣旨

 本県の中山間地域では,若年層を中心とした人口の流出を背景に,全国に比べて,集落の小規模化や高齢化が大きく進み,基幹産業としての農林水産業の衰退や地域の担い手の不足,空き家や耕作放棄地の増加など,地域コミュニティを維持していく上で,深刻かつ厳しい状況に直面しています。
 こうした状況を克服し,将来に向けて持続可能な中山間地域を実現していくため,平成25年10月に,「広島県中山間地域振興条例」を制定したところです。
 本計画は,この条例に基づき,今後の中山間地域の振興に当たって,県民,市町,県が連携,協働しながら,総合的な取組を進めていくための基本計画として策定するものです。

目指すべき中山間地域の姿

目指すべき姿

基本的な考え方

≪若い世代を呼び込もう
・人口減少が進む中でも,将来にわたって地域に暮らす人たちが,「笑顔で幸せな生活」を営むことができる中山間地域を実現するためには,将来を支える若者や子育て層の減少を抑制し,一定の世代循環によって新たな担い手を確保していく必要があります。
・このため,首都圏を中心とした若い世代の「田園回帰」などの動きも踏まえ,中山間地域の価値に共鳴する人たちのU・Iターンを促進することによって,新たな担い手の確保につなげていくことを目指します。

≪多様な力を結集させよう
・地域に活力を生み出し,様々な生活課題を解決する原動力となるのは,中山間地域に愛着を持って,地域内あるいは外から地域を支える人たちであり,そういう人たちの存在があって,初めて将来に明るい展望を描くことができるようになります。
・このため,中山間地域を支える人材の育成や外部からの人材誘致,リーダーの発掘,ネットワークの構築を図り,多様な力でつながる主体的な地域づくり活動を支援します。また,創意ある地域づくりの実践活動を応援し,本県ならではの新しい仕組みの構築を目指します。

≪中山間地域に好循環を生み出そう
・こうした施策展開によって,中山間地域に起業家精神と実行力を持った若い世代が集まり,定着すれば「仕事を創りに行きたい中山間地域」としての認知を高めていくことができます。
・中山間地域の価値に共鳴する人たちの自主的・主体的な活動により,これまで活かしきれていなかった里山の恵みを《資源》として上手く暮らしに活かし,地域内で回せる仕組みができれば,眠っていたものに新たな価値が生まれます。また,生活課題を解決する取組が広がれば,その課題に関連する行政サービスの費用を他に活用できるようになり,生活に不可欠な行政サービスの質が向上し,地域の魅力が一層高まります。これによって,人が集まり,認知が広がり,さらに人が集まるという好循環が形成されれば,そこに住む人たちは地域に誇りを持ち,笑顔で生活できるようになります。
・こうした観点から,「目指す姿」の実現に向けて,地域づくりの基盤となる《人》,生活の糧を得る《仕事》,安心して住み続けられる《暮らし》の3つの分野を施策の柱として,県民と行政が連携しながら,中山間地域の活性化に向けた取組を積極的に推進します。

施策体系

「目指す姿」の実現に向けて,多様な力でつながる「人づくり」と夢をカタチにする「仕事づくり」,安心を支える「生活環境づくり」の3つを施策の柱として,中山間地域の活性化に向けた取組を積極的に推進します。

施策体系

施策推進に当たっての視点

 中山間地域における目指すべき姿と現状のギャップを埋め,中山間地域の課題に取り組んでいくため,豊かな資源や人のつながりなど,それぞれの地域が有する基盤や特性を強みとして活かし,その魅力や豊かさを向上させ,そうした価値に共鳴する地域内外の人を増やしていくこと,また,現在,営まれている地域の暮らしを支えていくことを施策推進に当たっての視点とします。

視点
計画書
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